考えるカンガルブログ

考えるカンガルーがオススメする料理レシピや音楽などを綴っていくブログです。

禁煙は成功する!

こんにちは。考えるカンガルーです。

 

今日は禁煙について考えていきます。

 

これから私がお話しする喫煙と禁煙成功談で、煙草について悩んでる方、辞めたいけど辞められない、どうせ無理だろうとあきらめている方に少しでも励みになれば幸いです。

 

煙草は吸いますか?カンガルーは吸っていました。かれこれ10年以上になります。1日1箱のペースで吸っていました。何度か禁煙を試みそのたびに失敗したこともありましたが現在は禁煙成功と言われる期間に突入し、9か月が経ちます。その間1本たりとも手を出していません。

 

そもそも私が煙草を吸うようになったきっかけは、高校2年の頃でした。(大きい声では言えませんが法律的にアウトです!(*´Д`))

 

当時付き合っていた彼女とは、お互いの未熟さ故に口喧嘩が絶えない仲でした。それで仲の良かった地元の友達の家に行き愚痴を聞いてもらったりしていました。その友達は同い年なのですが既に煙草に手を出していて、、、

 

もうお決まりの展開ですね。(笑)

 

 

 

私『煙草って、吸うとイライラが収まるって聞くけどどうなのよ?』

 

友達『落ち着くし、ムカついたときとかに吸うとホントにスーッとするんだよね』

 

 

当時彼女との口喧嘩でストレスが溜まっていた私は友達の言葉にとても興味を持ち煙草を吸い始めました。

 

なんとお決まりの展開でしょうね。(笑)

 

ブログに書いても味気ないくらいどこかで耳にするようなお決まりの煙草デビューストーリーですが実話なので仕方がないです(笑)

 

吸いたてホヤホヤの最初の頃は1㎎の煙草でもすごく苦しくて吸うたびにむせ込み、不味かったことをよく覚えてます。

 

それなのにニコチン依存症になるまでよく耐えて吸い続けたものです。

 

それから喫煙が心地よいと感じるまでに1~2か月程かかったと思います。

 

 

禁煙しようと思い立ったのは吸い始めて2年後の専門学生の時でした。

学生だったうえにあまり仕送りももらえずお金もなくただでさえ生活が大変だった私には1日1箱380円の支出は大きな痛手でした。

 

1月約12000円ですからね。

 

そして数ある禁煙方法のなかで私が選んだのは『禁煙セラピー』という本を読むことでした。

 

正式な本のタイトルは忘れましたが確か禁煙んセラピーだったと思います。

これは当時私が通っていた専門学校の講師の方々の間ではもっぱら評判が良く、とても流行っていた禁煙方法でした。

 

この本を読んで煙草を辞められた!という講師が多かったのです。

ちょうど読書が好きだった私には向いているんじゃないかとも思ったのが、数ある禁煙方法で選んだ理由でもあります。

 

しかし、、、

 

 

後にこの方法は失敗に終わるわけですが。

 

その禁煙セラピーという本の内容を簡単にご説明すると、煙草に含まれている物質がどのようなものなのか、ということがまず非常に詳しく書かれています。

 

そしてその物質がいかに人体にとって異物であり有毒であり、吸い続けることが危険であるということを説いた内容が前半でした。

後半の内容は依存症になっていく過程とその依存症を克服する考え方、つまり害を知り、実際に禁煙に繋げていくまでの心の持ち方などの説明が中心だったと思います。

 

私は内容を熟読し、読み終わったころには確かに『もうこれで煙草を吸わなくていいんだ。もう煙草に囚われることのない人生を歩みだしたんだ。』と思いました。

 

しかしそれはそう思って禁煙しましたが(いえ、実際にはそのとき煙草は生涯辞めたと決めたので禁煙という一時的な意味合いを含む表現ではなく煙草を辞めた、というほうが正確でしょうか。)

実に2週間で終わりを告げました。早き事風の如しです。

 

その2週間は吸いたい気持ちもなくむしろ煙草と縁を切ることが出来たことへの喜びを噛み締めていたのですが、なにを思ったのか吸ってしまったんですね。

 

『もう完全に克服出来た、という事への確かめ』として1本吸ってみたわけです。

おかしな心境でしたね。

 

『完全に克服できたのなら確かめなんて必要ないはず』

なので、きっとまだ信じ切れず不安だったのだと思います。

2週間ぶりに吸うたばこは最初のあの頃のように不味かったです。むせ込み、苦しさが大きかったです。

それを味わったとき、『これなら辞められる。こんな不味いものならもう吸わない』と思ったんです。

 

しかし、これが落とし穴だったんです。

 

『こんな不味いものなんだからまた吸っても以前のように依存症にはならないだろう』という考えのもと、1本、また1本と手を伸ばしていたんです。

 

そしてお分かりの通り、気づいたらなかなかのヘビースモーカーに逆戻りです。

そのとき痛感しました。『あぁ、俺はなんと意志が弱く馬鹿なのだろうか』と。

 

完全に自信喪失。もう無理なのだから煙草は美味しく吸おう!と開き直ってました。

 

そしてそこからまた数年間順調に吸い続けるわけですが、

 

体にある変化がありました。

 

これは煙草を本当に辞められた今だからこそ気づいたことなのですが、煙草デビューしてから5年程が経過してからでしょうか。

 

風邪でもないのに通年四六時中、咳がでるわけですよ。

 

この、『いつでも咳がでてしまう』という自覚は煙草を吸っている最中もあったんですが不思議と煙草のせいだとは思わなかったんですね。

 

咳がでるのが当たりまえだったので日常化してしまっていたせいだと思いますが。

 

ただ間違いなく言えるのは煙草が原因だった、ということです。禁煙に成功している今では、煙草を辞めた時期を境にまったく咳が出ないので。

 

 

順調に煙草を吸っているときは、辞められたら〇〇なのに!といった様々なメリットを頭の中で考えていました。

 

う~~ん例えば

 

わたしの場合は健康的になることに興味があったのでジョギングなどスポーツをしたかったのです。

 

でも煙草を吸っていてはジョギングしたとて無意味だろう、そもそも煙草が辞められないんだからホントに辞められるまでは健康に気を遣っても仕方ないな。

 

と考えていましたのでジョギングもやらず食生活も乱れに乱れていました。

 

煙草を辞められたらジョギングするのに!辞められたら食生活を改善するのに!という気持ちがずっとくすぶっていました。

 

本気で煙草を辞めようともう一度決意したきっかけは、

 

アメリカの投資家『ウォーレン・E・バフェット』という方の、ある例え話を聞いたことが発端でした。

 

ウォーレンバフェット。

 

この名前を耳にしたことがある方もとても多いのではないでしょうか。この方は世界最大の持株会社バークシャーハサウェイの筆頭株主です。つまり桁外れのお金持ちです。それも自分の力で0から立ち上がり成功を収めた苦労を知る本当の実力者です。

 

 

 

 

この方が健康について度々引き合いに出す例え話が次のようなものです。

 

 

 

ある日あなたの目の前に精霊が現れて、『好きな新車をあなたにあげよう。明日には大きなリボンをかけて届けてあげる。』

 

と、その精霊は言う。

 

誰しもその言葉に歓喜する。

 

しかし精霊は続けます。

 

『ただし条件がある。その車は君が一生で最後に手に入れる自動車になる。つまり人生の最後まで乗り続けることになる。』

 

 

一生ものとなれば当然とても大切にする。取扱説明書を何回も読み、万一傷ついたり故障したらすぐに直す。そうでなくては10年でボロボロになってしまう。

 

細心の注意を払って大切に乗り続けるだろう。

 

あなたの頭脳や肉体も、精霊がくれるこの自動車と同じだ。

それを一生使わなければならない。大切にしないと自動車と同じように40年後にはボロボロになる。

 

それが今から・今日からやらなければならないことだ。10年、20年、30年後の頭脳と肉体の働き具合が、それで決まるんだよ。

 

これがバフェットが健康について度々引き合いに出す例え話です。

 

 

初めてこれを聞いたとき私はとてもショッキングでした。

その時自分が喫煙していることへ漠然と不安に感じていたこと、また、煙草を辞めるべき理由を見つけることを避けてきた自分の気持ちを払拭し、見事モヤモヤから決別させてくれた言葉でした。

 

これを聞きすぐにわたしがとった行動は『禁煙外来』でした。

 

飲み薬による処方で副作用で強い吐き気もあると聞いていたのですが住んでいるところの近くに病院があり、禁煙外来による禁煙の成功率は80パーセントと聞いていたので背に腹は代えられない想いで迷うことなく予約を入れました。

 

これが今から9か月ほど前の今年の2月1日の事です。

 

病院では『チャンピックス』という錠剤を処方してもらい、それを1日2回食後に毎日3か月飲み続ける。

通院は2週に1回程度

 

総合計の費用はおよそ15000円程度だったでしょうか。

 

煙草は1日1箱400円。月12000円。

 

1年で144000円。

 

10年で144万円。20年でおよそ300万円です。

 

健康を害しチリと積もった時間を失いながら20年で300万捨てるわけです。

 

それに比べれば禁煙外来に通う15000円は有意義ではないでしょうか。

 

300万捨てるか300万別のことに使うかでは600万円の開きがあります。

 

300万失うとはそういう事だとその時カンガルーは考えました。

 

話を戻しますが通院期間中吸いたくなくなるのか?と言われればそうでもなくやはり吸いたいこともある、というのが正直な感想でしょうか。

 

しかし禁煙に失敗した過去の苦い経験を活かし、『ここでまた1本吸えば、自分のことだからその1本が喫煙へ逆もどりの入口だ』と言い聞かせガムなどを噛みその1本を我慢しました。

 

ガムを噛んで紛らわせるというのはどうなのでしょうね。

 

正直なところ私には逆効果でした。

 

普段ガムや飴を一切口にしない人にはお勧めできません。

 

その理由は、普段ガム・飴を食べない人が煙草の代わりに口にしても結局のところ、煙草のことを考えないようにと考えるからガムや飴を食べるわけです。つまり口にガム、飴が入っている間はずっと煙草のことを意識しているわけです。それなら最初からいっそなにも口にしていないほうが煙草を忘れられるというものです。

 

そう考えてからはガムも辞め、ただひたすらにバフェットの例え話を胸に禁煙の日々を過ごしていました。

 

吸いたいなと思う瞬間があってもそのとき我慢すれば10分もしないうちに案外吸いたいことを忘れられるものですよ。

 

その繰り返しだと思います。薬のお陰で吸いたい衝動も十分に我慢できるレベルのものです。

 

禁煙1日目でまず格段に匂いに敏感になる、というか嗅覚がもとに戻ります。

ちょっとした生活や場所の匂い、料理のお味噌汁の匂い、他人の香水の匂いなど今まで気づかなかった匂いが瞬時にわかるようになります。

 

 

禁煙2~3日で肺活量が元に戻るようです。

それまでは息も絶え絶えだった長い階段、坂道を登り切った後でも息が上がりにくくなります。上がってもすぐに呼吸が整うのが分かります。

 

この、禁煙1~3日目が一番煙草を辞めた効果を実感できる期間と言われています。

 

私の場合咳もひどかったのですが気づかないうちに結構早い段階で完全に治っていました。

そして禁煙から3~4か月が経つともう煙草を吸いたいと、煙草を思い出すことがほとんど無くなっています。

 

この時期を超すのが『禁煙成功』といわれる期間のようです。

あとはもう、絶対になにがあっても『1本』に手を出さないこと、『1本』を避けること、たかが1本されど1本です

 

 

私はこうして煙草と縁を切りそれをきっかけとしてやりたかったジョギングを始めました。今では2日に1度およそ30~1時間のジョギングが趣味であり日課です。

 

食生活もずいぶん変化がありました。

 

それまで煙草のせいで諦めて疎かだった食生活は酷いもので多いときはコカ・〇ーラ500mⅬを1日に多い時で3本は飲んでました。

 

極度の甘党でコーラに付け加えアイス、ハンバーガー、コンビニ弁当などが大好きでした。

 

でも不思議なもので諸悪の根源である煙草を辞めたことによって『よし、どーせならもっと頑張ってやろう』と砂糖がはいったお菓子、飲み物を一切取らない・毎朝アボカドを1個食べる・レモン果汁を加えた水をたくさん飲む、生姜汁を飲む、水分はそれ以外口にしない・など随分改善しました。

 

そして今ではそれが当たりまえです。

 

習慣とはつくづく恐ろしいものです。上手に使うも何するもすべて自分次第。習慣を上手に利用すればなりたい自分になれると実感しました。

 

いかがでしたでしょうか。私の禁煙成功談と思考でした。

 

今、禁煙にチャレンジしたい。

禁煙に成功するか不安。禁煙したいとは漠然とおもっているけど行動できない。

自分にはできない。と思っていらっしゃる方。

 

私もそうでした。

 

でもわたしでも成功できました。

 

人間出来ないことなどないのです。

 

科学の力、禁煙外来とてもおすすめです。やってみましょう。とても素敵な未来が待ってます。

 

ここに綴った内容が皆さんに少しでも励みや今後の明るい未来につながることをお祈りします。

 

せっかく始めた趣味ジョギングや食生活にとりいれているオススメな食材などはまた別の記事に綴っていこうと思っているので末永く見守ってくださると幸いです。

 

考えるカンガルーでした。それではお休みなさい^^

 

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